女子美術大学大学院美術研究科
2023 年 23 巻 1 号 p. 101-113
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20世紀の中国のアニメーションは、各時期の環境に大きな影響を受けている。とりわけ、戦時下(1937–1945)という特殊な時期に制作されたアジア初の長編アニメーション『鉄扇公主』は、当時の多層的な社会構造や複雑な政治状況を反映していたと考えられる。本稿は、租界都市上海という特殊な環境を捉えながら、『鉄扇公主』に込められた意味を再検討するものである。
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