日本サルコペニア・フレイル学会誌
Online ISSN : 2759-8829
Print ISSN : 2433-1805
特集 AWGS 2025 におけるサルコペニア診断と Muscle Health 啓発による健康長寿達成
AWGS 2025 からサルコペニア診断を読み解く:マッスルヘルス(筋の健康)へのパラダイムシフト
筧 慎吾永井 多賀子若林 秀隆
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2026 年 10 巻 1 号 p. 4-9

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抄録

本稿は,Asian Working Group for Sarcopenia (AWGS) 2025について,診断の変化をマッスルヘルス(筋の健康)という視点から読み解くことを目的とした。AWGS 2025では,筋量と筋力の低下を診断の中心とし,身体機能評価をアウトカム指標へ再定義するなど,従来の基準から重要な転換が示された。また,50~64歳の中年期基準を新設し,サルコペニアを高齢期に限定された疾患から,ライフコース全体で管理すべきマッスルヘルスへと捉えたことが特徴である。さらに,サルコペニア肥満,BMI補正による筋量評価,ICOPEとの統合など,臨床・社会実装を見据えた再構成がなされた。AWGS 2025は,アジア発の臨床志向型のサルコペニア診断基準として,今後の健康長寿戦略の基盤となることが期待される。

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© 2026 一般社団法人 日本サルコペニア・フレイル学会

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