経営情報学会誌
Online ISSN : 2435-2209
Print ISSN : 0918-7324
論文
企業関連係における情報共有のモデル分析とその応用―予測と情報共有コストを中心として―
岸川 善紀時永 祥三
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2004 年 13 巻 1 号 p. 57-77

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抄録

本論文では,小売業者と製造業者の間などに存在する企業間連係における情報共有の果たす役割に関して,需要予測と製品品質保証の2つの分野を中心に方法論と応用例を示している。最初に,小売業者と製造業者の間における需要予測の情報共有のモデル分析について,時系列予測を一般化した場合の結果を示し,需要予測に関する情報の共有が在庫レベルを減少させることを示すと同時に,情報共有のコストの増加がこれらを無意味にする限界点について考察している。次に,研究開発や商品検査などに2つの企業間に情報共有のレベルを契約関係の選択として導入し,この度合いにより全体の利益がどのように変化するかを分析している。この場合,市場の環境などを変動要因として導入し,その結果として,企業間連係が多期間にわたる場合に契約を切替える有効性分析へと拡張を行い,動的計画法による最適化を示している。応用例を分析した結果では,情報共有を適切に選択することにより,利益を最大化する方策が存住することが示される。

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© 2004 一般社団法人 経営情報学会
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