組織知能における、計算機の能力と人間の能力を適切に結び付ける方法として「外的制約としての視点」―組織知能内の人間に対し、視点の転換の指示を計算機が外的な制約として提示すること―が有効であることを以下の二つにより示す。 1)「外的制約としての視点」は、創造的思考を導くものとして捉えられる。また、創造プロセスを人間知能と機械知能を共に含めて捉えることがこれにより可能になる。2)「外的制約としての視点」をユーザに提示する実験システムを用いた実験を企業のR&Dマネジャーを被験者として実施した結果から、「外的制約としての視点」により思考の範囲が広がること、種々の異なった視点から思考できること、経験的知識を有効活用できることなどが示唆された。