株式会社野村総合研究所
1998 年 7 巻 1 号 p. 85-96
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平野(1997)は組織知能に対する比較概念の一つとして市場知能を提唱した。本論では、この「市場知能」という概念を、株式市場を例にとり考察する。それにより、組織知能とは異なる複数人間の協働知能である市場知能の概念を明確にすることが本論の目的である。結論として、公平な共通ルール・競争・情報伝達機能という基盤上に市場知能という概念が成立し、そこには統計データのフィードバック・サイクルという点により、認知機能が存在している可能性を示す。また最後に市場知能をサポートしている情報システムについて述べる。
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