1998 年 7 巻 3 号 p. 35-47
製造業においては、その生産性の向上にPOPやMRP等の情報技術を駆使した生産管理システムが必須となってきている。しかし、今までのシステムにて利用されている情報は、あくまで現状データが中心であり、実際の生産ラインにおいては、エキスパートの勘と経験にて運用されている場合がほとんどである。そこで、本論文では、現在の生産状況から将来の様子を精度良く予測し、生産ラインの運用・管理に対して予測データを用いることで、作業者に対してより高度な意思決定を促し生産効率向上を実現するとともに、予測データと実績を比較することにより生産ラインの隠れた問題点を解析・改善につなげ、計画遵守の生産を実現する実用的な方法論を提案する。また、本方法論の有効性について、実ライン規模のケーススタデイーにより検証したので報告する。