1999 年 8 巻 3 号 p. 41-54
今日の事業活動において、コンピュータとネットワークを用いて情報を流通・処理し、業務を支援するコンピュータ統合事業が浸透しつつあるが、経済性のみならず人的な側面も考慮して、いかに効果的なコンピュータシステムを計画・評価するかが重要な問題となっている。
本論文では、このシステムの計画を企業の各セクシヨンが採用するコンピュータシステムの構成問題として表現し、それらの組み合わせとしてのコンピュータ統合事業システム案を、6つのインパクトで統合的に評価するモデルを構築した。また、従来の多基準評価手法である包絡分析法の問題点を改善するため、2つのパラメータと階層的意思決定法の成果を取り入れて開発した新たな評価手法を蹄る。さらに、提案方法の実効性を確認するため、6セクションでのコンピュータ統合事業システムの計画問題を数値例として取り上げ、システム評価への提案方法の有効性を確認した。