東京心理相談センター
筑波大学学校教育部
東京電機大学理工学部
1989 年 15 巻 1 号 p. 56-61
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拮抗動作法を用いて拮抗制止訓練を実施し,その治療効果から運動反応による拮抗制止法のメカニズムについて検証しようとした。実験の結果,本訓練法は,対人緊張,単純な恐怖症,不安発作,雑念,運動性の障害のうち顔面緊張,チックに有効であることが明らかになった。また弛緩反応で抑制できる症状は,運動反応によっても抑制が可能であり,弛緩反応では抑制が困難と思われる運動性の障害や強い情動反応においても,運動反応を用いると,ある程度症状の抑制が可能であるという示唆を得た。
認知行動療法研究
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