老年臨床心理学研究
Online ISSN : 2436-4568
理解や対応が難しい認知症の人の行動に関する呼称の変遷
心理職が行うべきは方略の普及
山中 克夫
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 2 巻 p. 28-32

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抄録
本稿では,理解や対応が難しい認知症の人の行動に関する重要な呼称(“behavioral and psychological symptoms of dementia: BPSD”“agitation”“challenging behavior: CB” “behaviour that challenges: BtC” “distressed behaviour”)について解説を行った。このうち,BPSDは行動を単に症状としてカテゴリー化・整理したものであるが,その他の用語は行動を本人の苦痛が反映したものととらえ,行動の理解や原因の解明・改善を促すものであった。また,CBからBtCへの変更にはCBの診断ラベル化が関係しており,同じような問題を起こさないためには,こうした行動に対する方略の積極的普及が重要であると考えられた。
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© 2021 日本老年臨床心理学会
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