聴能言語学研究
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吃音の進展した小児に対する言語指導の試み
見上 昌睦
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2002 年 19 巻 1 号 p. 18-26

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抄録
吃音の意識があり重症度の高い4歳6ヵ月発吃の7歳男児1例に対して,環境調整とともに,遊戯的要素をとり入れて言語指導を試みた.母親も指導に参加してもらい,動物等の動きに“ゆっくり”,“一定のテンポで”,“力を抜く”,“軽く”などをたとえて発話を促した.本指導の結果,吃音の顕著な改善に到った.
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© 日本コミュニケーション障害学会
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