日本外科系連合学会誌
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症例報告
後天性血友病の1例~一般外科医の立場から~
今井 健晴須原 貴志古田 智彦
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2014 年 39 巻 4 号 p. 808-813

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抄録
今回われわれは,救急外来にて稀な血液疾患である後天性血友病の1例を経験したので報告する.症例は75歳の男性で,3週間前から特に誘引なく四肢の皮下出血が出現し,徐々に増悪した.左股関節痛も出現したため,当科外来を受診した.受診時,四肢と背部に皮下出血があり,特に左前腕に著明な腫脹と皮下出血を認めた.左股関節に軽度の圧痛を認め,血液検査では貧血と活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)の延長だけ認めた.全身の打撲傷と診断し,同日は経過観察とした.しかし,翌日に左股関節痛が悪化し歩行困難となったため,当院の救急外来を受診した.再受診時には前腕の腫脹の増強と左股関節の圧痛の増強を認めたが,血液検査では貧血の進行とやはりAPTTの延長だけ認めた.CTで著明な後腹膜血腫を認めたため,血液疾患を疑って高次病院の血液内科へ救急搬送した.同院で後天性血友病と診断され治療された.現在,当院内科に通院中である.
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© 2014 日本外科系連合学会
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