日本外科系連合学会誌
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症例報告
腹部CT検査が診断に有用であった虫垂結石を伴う穿孔性虫垂炎の1例
清水 崇行石塚 満小菅 崇之窪田 敬一星野 裕星野 聰
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キーワード: 虫垂結石, 急性虫垂炎
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2014 年 39 巻 5 号 p. 948-953

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抄録
症例は18歳,男性.急性虫垂炎の疑いで前医にて抗生剤加療していたが,症状増悪し当院に紹介となった.術前の腹部X線検査では著明な小腸ガスを認め,腹部CT検査では右下腹部に腫大した虫垂と結石像を認めた.以上より虫垂結石を伴う急性虫垂炎を疑い,手術を施行した.術中所見では穿孔した虫垂内に結石を認め,虫垂切除術とドレナージ術を施行した.虫垂結石を伴う急性虫垂炎は比較的稀な疾患であり,虫垂結石の定義は虫垂内に存在し,容易に指圧で潰れず,整った形状であり,X線検査で陽性であり,無機物を主体とした成分であるとされている.自験例ではX線検査で術前に結石を同定出来なかった.虫垂結石を伴う急性虫垂炎は壊疽性虫垂炎が多く,穿孔例も多いと報告されている.画像検査が腹部X線検査のみでは虫垂結石を見逃すことがあることから,急性虫垂炎を疑う場合は,結石の有無を確認するためにも腹部CT検査も施行すべきであると考えられた.
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© 2014 日本外科系連合学会
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