日本外科系連合学会誌
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症例報告
胃癌手術後早期に著明な視力障害を認めた可逆性白質脳症(PRES:posterior reversible encephalopathy syndrome)の1例
東 勇気柄田 智也木下 淳伏田 幸夫藤村 隆太田 哲生
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キーワード: 胃癌, 視力障害, PRES
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2015 年 40 巻 2 号 p. 227-231

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抄録
症例は,全身性強皮症に対して加療中であった75歳女性.全身精査で,早期胃癌を認め, 当科に紹介受診となり,幽門側胃切除術D1+を施行した.術後高血圧を認め,術後10日目に目のかすみを自覚し,術後14日目に著しい視力の低下を認めた.髄液所見では特記すべき異常はなく,頭部CT,MRI検査では左右の中大脳動脈から後大脳動脈領域にまたがる血管支配領域には一致しない梗塞巣を認めた.臨床経過,画像所見より可逆性後頭葉白質脳症(PRES:posterior reversible encephalopathy syndrome)と診断した.PRESの背景因子として高血圧,悪性腫瘍,薬剤,子癇,膠原病などが挙げられるが,今回の症例のように悪性腫瘍や膠原病などを背景にもつ手術患者においては,周術期における過度の血圧変動に注意が必要である.
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© 2015 日本外科系連合学会
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