ジェットスキーからの後方転落により肛門直腸損傷をきたした１例

上田 泰弘; 宮本 勝文; 荒瀬 裕己; 江里口 光太郎; 川嶋 太郎; 坂平 英樹; 高橋 応典; 大石 達郎; 小山 隆司

doi:10.4030/jjcs.41.808

症例報告

ジェットスキーからの後方転落により肛門直腸損傷をきたした１例

上田泰弘, 宮本勝文, 荒瀬裕己, 江里口光太郎, 川嶋太郎, 坂平英樹, 高橋応典, 大石達郎, 小山隆司

著者情報

キーワード: 肛門括約筋損傷, ジェットスキー, 一期的修復

ジャーナルフリー

2016 年 41 巻 5 号 p. 808-812

DOI https://doi.org/10.4030/jjcs.41.808

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抄録

患者はジェットスキーより転落してジェット水流を肛門部に受け，当院救急外来を受診した．肛門括約筋の完全断裂を伴う直腸肛門損傷と診断し緊急手術を施行した．手術はYork Mason法でアプローチし，直腸損傷部の縫合修復と，肛門括約筋の一期的修復を行い，covering colostomyの造設を併施した．術後排便機能を評価後，初回手術から131日目に人工肛門を閉鎖し，外来で経過観察していたが，肛門機能の低下を認めず，経過は良好であった．

責任著者(Corresponding author)

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