日本外科系連合学会誌
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臨床経験
当院でのテレパソロジーによる術中迅速病理診断の成績
金沢 亮石川 隆壽横山 良司西川 眞井川 義英塩崎 正樹
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2018 年 43 巻 2 号 p. 170-174

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抄録

全国的に病理医は不足しており,特に中規模以下の病院では病理医が不在であることも珍しくない.一方乳癌領域ではセンチネルリンパ節生検での術式決定や,乳腺断端での追加切除決定のため術中迅速診断は不可欠である.テレパソロジーは病理医が不在な病院でも術中迅速診断を行うことが出来るシステムで有り,当院では2007年よりこのシステムを導入している.当院でのテレパソロジーの成績は全国と比較して劣っておらず,今後病理医不在の病院でテレパソロジーの導入が進む可能性を示した.

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© 2018 日本外科系連合学会
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