大和市立病院外科
2022 年 47 巻 6 号 p. 739-743
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70歳,女性.1カ月続く右下腹部痛を主訴に当院を受診した.虫垂粘液産生腫瘍と虫垂憩室の併存と診断し,腹腔鏡下盲腸部分切除術を施行した.病理組織学的検査で虫垂真性憩室と低異型度虫垂粘液腫瘍(Low-grade appendiceal mucinous neoplasm,以下LAMN)の併存と診断された.
LAMNは比較的稀な腫瘍で,しばしば虫垂仮性憩室を合併することがあるが,虫垂真性憩室と併存した例は報告されたことがない.文献的考察を加えて報告する.
日本外科系学会連合会誌
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