日本心臓血管外科学会雑誌
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症例報告
胸腹部大動脈瘤破裂に対して肋間動脈再建を先行させ人工血管置換術を施行した1例
中島 智博伊藤 寿朗川原田 修義上原 麻由子柳清 洋祐田淵 正樹山内 昭彦樋上 哲哉
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2009 年 38 巻 4 号 p. 273-275

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抄録

症例は61歳男性.過去に解離性大動脈瘤に対して,胸部下行大動脈および腹部大動脈人工血管置換術の既往がある.2007年2月,残存する胸腹部解離性大動脈瘤破裂に対し緊急で胸腹部大動脈人工血管置換術を施行した.手術では術後対麻痺の予防のために開存していた肋間動脈を人工血管にてenblocで再建し,人工心肺からの灌流を先行させて行った.術後対麻痺などの合併症は認めず,現在通常の日常生活を送っている.

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© 2009 特定非営利活動法人 日本心臓血管外科学会
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