神戸労災病院心臓血管外科
2003 年 32 巻 6 号 p. 382-384
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症例は92歳の女性で心不全を契機に重症の大動脈弁狭窄症と診断された.心不全に対する内科的治療の後も軽労作にて容易に浮腫を生じるため手術を勧められた.本人,家族の強い希望に加え,心臓超音波検査上の左室収縮能は維持されており,全身状態も良好と判断されたため大動脈弁置換術を施行した.術後-過性のrapid afとなった以外は経過良好で術後25日目に軽快退院した.超高齢者というだけで手術を避けるべきではないと考える.
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