日本栄養士会雑誌
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市販食品における食塩含有量表示の実態調査
増田 香織戸次 真知子池本 美智子大田 祐子清原 嘉奈子土橋 卓也
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2012 年 55 巻 10 号 p. 810-813

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抄録
市販食品および加工食品における食塩含有量表示の実態を調査した。平成23 年3 月の30 日間、20~70 歳代のボランティア女性17 名を対象とし、毎日購入した食品(生鮮食品は除く)を食品名、エネルギー、ナトリウム(Na)、食塩相当量の表示の有無について記録用紙に記載を依頼した。結果、食品総数は1 , 579 品、そのうち栄養成分表示は、エネルギー80%、Na 80%、食塩相当量37% にあり、全く記載がなかった食品は20% であった。食塩相当量表示を食品群別に比較すると、冷凍食品88%、レトルト食品75%、インスタント食品74% と加工食品で多かった。減塩指導で重要な食品群である調味料は66% であり、惣菜類など店舗独自で作られたものではきわめて表示が少なかった。今回調査した食品では、食塩相当量表示率は低く、特に減塩指導で重要な食品群に関しては、食品メーカーや販売業者に対して積極的な表示を呼び掛ける必要があると思われた。
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© 2012 公益社団法人 日本栄養士会
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