2026 年 69 巻 10 号 p. 583-589
本研究は、某企業の成人男性の果物摂取増加を推進するために、果物を食べる自信が低い人の特徴を明らかにすることを目的とした。従業員400 人に果物摂取状況調査を実施し男性321 人(80.3%)を解析対象とし、果物を食べる自信が「とてもある」「まあまあある」を自信高群、「あまりない」「全くない」を自信低群とした。適量果物Serving/日の知識は両群共に1SV が最も多く、「食べたいと思う」意欲は、自信高群95.9%に対し、自信低群84.4%と少なかった(p <0.001)。果物摂取SV/日の行動は、自信低群では0SV が39.6%と自信高群( 17.4%)と比較して多く(p <0.001)、家族の摂取頻度は自信低群では「ときどき食べる」「あまり食べない」の順で多かった(p<0.001)。本対象企業の成人男性における自信低群の摂取意欲は顕著に低くはないものの適量SV/日の知識と行動が伴わず、また家族の摂取頻度も低い傾向であることを確認した。