3種類の表面処理剤(γ-Methacryloxypropyltrimethoxysilane, Vinyltrimethoxysilane, Vinyltrichlorosilane)を用いてシリカに湿式法で表面処理を施し, 粉粒体としての基本的な物性である密度, 比表面積および粒度分布の3項目について測定し, 比較検討を行った.
その結果, 処理剤濃度の増加に伴い, 密度および比表面積は減少する傾向を示し, 平均粒子径が増大する傾向を示した.また, 表面処理剤の種類によって濃度による物性の変化に違いが認められ, シリカの表面処理に伴い, 粉粒体としての物性に変化が認められることが判明した.