歯科材料・器械
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原著
グラスファイバーで補強した歯冠用ハイブリッド型レジンブリッジ -有限要素法を援用した臼歯部ファイバーフレームの設計-
新谷 明一松田 哲治新谷 明喜中曽根 祐司
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2004 年 23 巻 3 号 p. 183-192

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抄録
本研究は,有限要素法による応力解析に基づいて,下顎第一大臼歯欠損の歯冠用ハイブリッド型レジンブリッジを補強するグラスファイバーフレームの最適な形状を明らかにした.その結果,グラスファイバーの形状および配置を適切に選ぶことにより,最大主応力を歯冠用ハイブリッド型レジンブリッジにおける連結部下部鼓形空隙最深部ボンティック側の106.82MPaからグラスファイバー補強後の75.45MPaに減少させ,29%の応力値の低減が可能であることが示された.
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© 2004 一般社団法人 日本歯科理工学会
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