歯科材料・器械
Online ISSN : 2188-4188
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原著
補綴物のCAD/CAMに向けて(2) 3Dポイントデジタイザの開発とスプライン補間
木村 博川中 正雄渡辺 隆司高橋 純造大村 皓一安 弘
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1988 年 7 巻 5 号 p. 779-785

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抄録
CAD/CAMを歯科医療の分野に適応し, 歯科補綴物の自動設計/製作システムを開発することを目的としている. 本報では3次元(3D)加工機に設計機能を付加した試作の3次元(3D)ポイントデジタイザを製作し, これを用いて歯冠形状の形測を行った. 試料は4倍大模型を用いた. 3Dポイントデジタイザによる形状測定法の最大の特徴は, 測定点の選択が自由なことである. 言い替えれば, 術者の意志を大きく反映しうる測定法である. 得られたデータにスプライン補間を加えると, 直線補間に比べ実体に近い形状が得られた. 本実験のようにデータ数があまり多くない場合, スプライン補間は有効な方式であることが明らかとなった. 本法で述べる計測および補間の方法を, これらのCAD/CAMシステムに盛り込んで行きたい.
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© 1988 一般社団法人 日本歯科理工学会
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