人間工学
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2A03 体の水分を測定する — 大きな課題にのぞむ小さなデバイス —
在宅薬剤管理における水分測定デバイスの可能性と課題
浦 裕之森尾 裕志森尾 浩一久保田 清定本 清美
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2025 年 61 巻 Supplement 号 p. 2A03-03

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抄録

薬物治療の適正化には、患者の水分状態の把握が不可欠である。体内水分量の違いにより薬物動態は大きく変化し、特に脱水状態では血中濃度上昇や副作用リスクが高まる。在宅薬剤管理では、これらのリスクを回避するため、簡便かつ客観的な体内水分量の評価法が求められているが、現状では実現が困難である。本講演では、在宅薬剤管理における水分測定デバイスの臨床的意義と適応について述べ、今後の展望と課題を考察する。

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© 2025 一般社団法人 日本人間工学会
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