2025 年 61 巻 Supplement 号 p. 2A03-05
近年の温暖化において今までに経験したことのないような夏が毎年継続している。高齢者における熱中症の問題が後を絶たず、在宅において死に至る症例も多い。このような背景の中で、一人でも多くの人を熱中症や脱水による危機から救いたいという気持ちから「体の水分測定」を簡便にできるようにする、という課題に企業として挑戦した。また、医療の現場における問題点やニーズを共有する中でも、体の水分を測定することの意義を痛感した。様々なトライアルや一般からのデータ収集から小さなデバイスという形で製品を開発した。