人間工学
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手の要素動作の習熟について
中山 俊一師岡 孝次
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1980 年 16 巻 1 号 p. 37-40

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抄録

この論文は, 新しく習熟モデルを考えて, 手の作業能力の習熟現象を研究するものである.
このモデルは, 対数回帰式を使い, 習熟現象を適切に表現できるとされる対数線型である.
これを使うと, 作業の習熟係数および習熟率が容易に計算できる.
例として, One-Hole testを行い, 作業の4動作 (Reach, Grasp, Move, Position) に関する習熟現象をモデルに適用した.
特に, Grasp の習熟効果はかなり顕著に観察された.

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© 一般社団法人 日本人間工学会
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