人間工学
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列車内の手すり・吊り手の径に関する検討
斎藤 綾乃鈴木 浩明藤浪 浩平村越 暁子松岡 茂樹平井 俊江斉藤 和彦西垣 昌司
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キーワード: 手すり, 吊り手, , 列車内
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2008 年 44 巻 4 号 p. 231-240

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抄録
列車の振動環境下における適切な縦手すりと吊り手の径を検討した. 79名の被験者を, 59歳以下 (非高齢群) と60歳以上 (高齢群) に分けた. 縦手すりの径5水準, 滑り止め加工3種類, 吊り手の径6水準を評価した. 縦手すりの使いやすい径はステンレス (SUS) では28~38mm程度であり, 滑り止め加工の場合は40mmも使いやすいと評価された. 使いやすい径は, 年齢による大きな違いはみられず, 手のサイズ (握り内径) による違いがみられた. 吊り手の使いやすい径は18~29mm程度で25mmが最良であり, 縦手すりより細かった.
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© 一般社団法人 日本人間工学会
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