論文ID: 2025-009
昨今,広義には人工知能(Artificial Intelligence:AI)ともいわれる深層学習や機械学習を活用した技術があらゆる領域で注目されている.リハビリテーション医学領域においても,多量なデータからAI を活用して特定の法則を導き出し,実臨床に活かしていこうとするデータ駆動型臨床実践の実現が期待される.そのために重要となるのが,定量的なデータを低コストで集積することができる簡易的な身体動作のセンシング技術である.本稿では,その技術としてワイヤレス筋電計,Inertial Measurement Unit センサ,深層学習による姿勢推定について取り上げ,実臨床の中での活用事例を交えて紹介する.