抄録
本研究の目的は,小学校における不登校やいじめ等の学校不適応の予防・解決のための学級づくりコン
サルテーションの実施と効果検討であり,対象はA小学校教員17名であった。コンサルテーションの内容
は,(1)学級集団アセスメントQ-Uの活用に関する講義,(2)Q-Uを活用した事例研;K-13法の方法に関す
る講義・演習,(3)関係づくりの技法に関する講義・演習,(4)各学級の取り組みに対する助言などを行っ
た。その結果,学級づくりコンサルテーションが効果的に機能するためには,(1)児童理解を促す共通指標,(2)
教員集団の協働を促す手法,(3)児童への実際対応に使える手法,の3点が含まれることが重要であるとい
うことが示唆された。