体外循環技術
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連続心拍出量測定と連続代謝モニタ(2機種)の循環変動に対しての検討
安野 誠中嶋 勉花田 琢磨遠藤 裕介金子 達夫江東 雅彦佐藤 泰史斉藤 祐二
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2004 年 31 巻 4 号 p. 420-422

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抄録
【要旨】手術中の心機能を評価する方法として,スワンガンズカテーテルによる連続心拍出量測定(CCO)と2機種の連続代謝モニタであるSVO2,(Edward社,Vigilance),rSO2(Edward社,INVOS4100)を同時に測定し検討を行った。対象はOff-Pump CABの6症例。測定方法は心臓脱転前,脱転直後,その後の1分間隔,脱転解除時,解除後1分後をサンプルポイント(n)とし,6症例の末梢13吻合でn=255であった。3項目の心臓脱転前値と経時変化した値を比較し,変化率でピアソン相関係数の検定を行った。CCOは34/255(13%)で計測が行えなかった。計測の行えたn=221でrSO2対SVO2はR=0.83,y=0.70x+0.28,r2=0.70で高い相関が認められた。CCO対rSO2,CCO対SVO2の相関は認められなかった
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© 日本体外循環技術医学会
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