体外循環技術
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PCPS離脱後の回路内血回収と出血時の急速補液対処法の工夫
吉田 秀人小林 靖雄二重 実橋本 武昌
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2005 年 32 巻 2 号 p. 238-242

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抄録
【要旨】PCPS離脱後,出血のため急速輸液や輸血を行うことはしばしば経験し,血行動態が不安定になった場合はback on bypass(BOB)を余儀なくされる。しかし,回路内血の凝血や返血操作の煩雑さにより,出血への早急な対処やBOBへの対応に問題を生じることがある。そこで,速やかに回路内血を回収し,出血に対応でき,回路内を晶質液に置換して凝血を回避し,BOBに対応できる方法を考案した。方法は送・脱血回路側枝に4.5mmチューブと三方活栓,自己血輸血バックで作製したPCPS回路内血回収回路を接続して,送血管抜去後,送血回路内血をディスポシリンジにて採取し,自己血輸血バックに回収する。補液は回収血をディスポシリンジに採取しポンピングにて脱血回路から注入する。自己血輸血バックに回路内血を回収し,遠心ポンプで回路を晶質液に置換しながら再循環させる。脱血管が抜去されたら,脱血回路内血を回収し,再循環状態で待機する。BOBは送・脱血回路を再充填して施行する。考案した方法で安全確実にPCPS離脱後の回路内血回収と出血時の急速補液の対応ができた。
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© 日本体外循環技術医学会
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