抄録
【要旨】体外循環中における信頼性の高いデータ収集,業務の省力化および安全性の向上を目的とし,人工心肺用自動記録システムを導入した。本自動記録システムは,体外循環中の人工心肺および生体情報を1分間隔で自動記録するとともに,投薬などの各種イベントの時間も記録できるため,信頼性の高いデータ収集ができた。また,筆記による記録の必要性がなく,諸計算も自動計算されるため業務の省力化が可能である。更に必要な情報が同一画面に表示されるため,データの把握が容易で,安全性の向上にも有用である。しかし,現システムでは自動記録されないデータもあり,今後,情報項目を追加し,警報設定をできるようになれば大変有用なシステムとなる。そのため更なるシステムの構築が必要と考えられる。