抄録
【要旨】体外循環の安全装置として,レベルセンサーなどが使用されているが,市販されているセンサーは固定式で可動性がなく,また,ローラポンプと連動し,ポンプを制御するなどの機能を有しているが,遠心ポンプ装置には使用できない。以上の点から,我々は可動式センサーとそれに連動するチューブクランプを試作し,前回大会にて報告した。今回,トノクラ医科工業社製可動式レベルセンサー(LScIII)の2種類のリザーバーで臨床使用した。また,既存の電動オクルーダと連動させチューブクランプ機能について検討し,試作装置と比較した。LScIIIは,2種類のリザーバーで問題なく機能し,電動オクルーダもLScIIIに連動した。また,オクルーダの設定により試作装置と異なり,任意に閉塞条件を変更することが可能であった。LScIIIは突然の脱血不良においても警報にて認識が可能であり,LScIIIに連動するチューブクランプにより,送血側へのマイクロバブルの混入を最低限に防ぐことができることが示唆された。