教育心理学研究
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教育相談のシステム構築と援助サービスに関する研究
A中学校の実践を通して
相樂 直子石隈 利紀
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2005 年 53 巻 4 号 p. 579-590

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抄録
本研究では, A中学校における第1筆者の養護教諭及び教育相談係としての実践をもとに, 学校内の教育相談システムが構築される経過, 及びシステム構築と心理教育的援助サービスの関係について検討した。第1期では職員全体で生徒に関する問題意識を共有し, 第2期では養護教諭等がチームで援助サービスのコーディネーションを行い活動を進めた。第3期では, システムの危機場面を捉えて教育相談活動の見直しを図り, 第4期では, マネジメントによる教育相談のシステムの整備が行われた。その結果,(1) A中学校ではスクールカウンセラーの導入と中止に伴い, 教育相談のシステムや相談室職員の役割が変化したこと,(2) 養護教諭がキーパーソンとなり, チームとしてコーディネーションを行ったこと, そして (3) その時々で活用できる援助者を生かした教育相談のシステムが構築されたことが明らかになった。最後に教育相談システムが構築されるにつれ, トータルな心理教育的援助サービスの提供が可能になったことが示唆された。
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© 日本教育心理学会
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