教育心理学研究
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学校カウンセリングにおける教員を中心としたチーム支援のあり方
不登校状態にある摂食障害生徒の事例を通じて
栗原 慎二
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2006 年 54 巻 2 号 p. 243-253

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抄録

本研究は, 摂食障害で不登校に陥った女子高校生に対して教員が支援チームを作って関わり, 無事卒業していった事例を通じて, 学校教育相談における教員によるカウンセリングやチーム支援のあり方について検討することを目的とした。本事例の検討を通じてチーム支援の有効性が確認されるとともに, 以下の点が示唆された。(1) 学校や教員の特性を生かしたチーム支援の有効性と可能性,(2) 学校カウンセリング独自の目標設定と方法選択の重要性,(3) コアチームのメンバー構成の重要性,(4) 学校における秘密保持のガイドライン作成の必要性。

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© 日本教育心理学会
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