てんかん研究
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特別寄稿
てんかん遺伝子研究Update
廣瀬 伸一
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ジャーナル 認証あり

2014 年 32 巻 1 号 p. 51-54

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抄録
てんかんは古くから知られ、また頭痛に次ぎ最も多い神経疾患である。しかしながら、その分子病態は永い間不明であった。このため、病態に基づくてんかんの治療が行えていない。ところが、最近の分子生物学の技術革新により、てんかんの分子病態に迫ることができる様になってきた。それらの最新技術は次世代シークエンサー、遺伝子改変動物を使ったてんかんの分子病態研究および人工多能性幹細胞(iPS細胞)である、これらがてんかんの分子病態の解明とそれに基づく治療開発研究に新時代を切り拓くものと思われる。
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© 2014 日本てんかん学会
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