日本食品化学学会誌
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論文
ガラナ抽出物のF344/DuCrjラットを用いた13週間経口投与毒性試験
玉野 静光河部 真弓畑原 百合子佐野 真土萩原 昭裕福本 隆行中村 幹雄白井 智之
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2005 年 12 巻 2 号 p. 63-70

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抄録

F344/DuCrj(Fischer)系ラットを用いて、ガラナ抽出物の13週間反復投与毒性試験を飼料中濃度0, 0.625, 1.25, 2.5および5.0%で実施した。臨床症状、体重、摂餌量、食餌効率、尿検査、血液検査、血液生化学的検査、眼科学的検査および肉眼的病理検査ではガラナ抽出物投与の影響を認めなかった。ガラナ抽出物投与による毒性学的意義のある変化は以下の通りであった。1.摂水量では、雌の2.5%以上の投与群において投与期間を通じて高値を示した。2.唾液腺では相対重量が雌雄の5.0%群で増加を認めた。3.病理組織学的検査では、顎下腺および舌下腺腺房細胞の肥大の発生を雌雄の2.5%以上の投与群で認めた。以上の結果より、ガラナ抽出物の13週間反復経□投与により、上記変化を認めなかった1.25%投与群(雄で940mg/kg/day、雌で949ms/ke/day)(caffeine 35mg/kg/dayに相当)を無毒性量(NOAEL)と判断した。

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© 2005 日本食品化学学会
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