森林利用学会誌
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論文
平坦地のモウソウチク林における帯状伐採の作業性(<特集>地域の森林資源を無駄なく使う)
上村 巧佐々木 達也伊藤 崇之鳥居 厚志
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2013 年 28 巻 1 号 p. 51-58

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抄録

モウソウチク林が拡大し問題となっている。これらを資源として有効に利用するため,平坦地のモウソウチク林を林業機械類を利用して帯状伐採する際の問題点と作業性を調査した。伐倒,かかり竹処理,集材方向,荷掛け,巻き立て,積み込みについて,竹特有の性質から樹木と異なる作業の問題点と作業性の特徴を明らかにすることができた。また,林業機械を流用する際の問題点についても明らかにすることができた。今後は枝葉の付いている部分の効率的な処理方法を開発することが重要である。

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© 2013 森林利用学会
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