森林利用研究会誌
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Print ISSN : 0912-960X
論文
林道路面評価方法に関する研究
山本 仁志
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1995 年 10 巻 1 号 p. 52-56

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抄録

林道の路面凹凸,特に窪みは,林道保全の支障となり,排水や支持力に少なからず影響している。このため,適正な維持補修時期を予測する必要がある。そこで新潟大学佐渡演習林とアスファルト道路を1991年8月,1994年3月に10cm間隔のレベル測量を行い,14本の側線を得た。この標高値を用いて,路面凹凸の評価を行った。各側線20mごとの標高値の凹凸の最大振幅値の小さい順に良い路面,普通路面,悪い路面と3分類した。各区分ごとに側線20mを2mづつに区切り,図化し,それぞれの2m区間の最大窪みの長さと深さとを図上で計測した。3分類された各々を比較すると,窪みの長さと深さの平均値は,良い路面の窪みの長さ(99cm)と深さ(10mm)に比べて,悪い路面の窪みの長さ(90cm)は短く,深さ(20mm)は深い。パワースペクトル解析による周波数・スペクトル量は良い林道路面では周波数(3.45回/m)が低く,スペクトル量も小さく,悪い林道路面は周波数(5.2回/m)が高く,スペクトル量も大きい。

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© 1995 森林利用学会
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