森林計画学会誌
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短報
撮影高度とDTMの違いがUAV­-SfMによる森林計測に及ぼす影響
小林 裕之
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2020 年 53 巻 2 号 p. 69-79

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抄録

小林裕之:撮影高度とDTMの違いがUAV­SfMによる森林計測に及ぼす影響,森林計画誌53:69~79,2020 UAV­SfMによる森林計測法の確立を目指し,3種類の撮影高度(80,100,120m)と3種類のDTM(0.5,5,10m メッシュ)を組み合わせて,一般向けのUAVによりスギ林の空撮を行った。SfMおよびGISソフトウェアにより樹頂点を決め,樹高,樹冠面積を計測し,胸高直径および材積を推定した。計測精度が最も高かったのは,撮影高度100mと0.5m メッシュDTMの組み合わせであり,立木本数は86本(地上調査は92本),平均樹高は25.29m(同24.81m),プロット材積は104.5m3(同107.6m3)であった。

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