西京大学農学部
1955 年 37 巻 9 号 p. 392-395
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この報告は木材老化の過程において,繊維素の変化がどのような役割を占めるかを明らかならしめる目的で,酸加水分解法によつて,繊維素の結晶領域を測定したものである。試験の結果,古材のホロセルローズに含まれる結晶領域含有率は,年代の経過とともに,一且増加したのちほぼ一定値を保つこと,さらにまた,吉材中の結晶領域含有率は,一且上昇したのち減少すること明らかとなつた。同様の変化は,比較のために行つた熱処理材においても認められた。
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