日本林学会誌
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スギのサシキと着花
郷 正士
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1971 年 53 巻 6 号 p. 165-169

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抄録
39のスギの品種をサシキして,サシキと着花の関係を調べた。
1) サシキした翌年の春,採ホ木の枝とサシキ苗の着花をくらべると,多くの品種でサシキ苗が採ホ木の枝より花を多くつけることがわかった。(図-1)
2) サシキによる花のつきかたを3年間調べた結果,年によって花のつく本数割合が異なる。クモトオシはオバナが多く,ヤナセスギAおよびヤナセスギBはメバナを多くつける傾向がある。アラカワは着花が多い年と着花しない年があり,変化がはなはだしい。サンブスギは着花しにくい品種であることがわかった。 1本当たりの着花も,多い品種で平均してメバナ15コ,オバナ300コである。着花の年による変化および1本当たりの着花数はクローンであるクモトオシは熊本産,福岡産とも似た傾向を示したが,メアサ,アヤスギは同じ品種名でも産地によって異なっているようだ。(図-2-4)
3) 着花は発根,未発根(カルス形成)に関係ないようだ。(図-5)
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