日本林学会誌
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豪雨による崩壊土砂量推定のためのモデルについて
大村 寛
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1971 年 53 巻 9 号 p. 287-291

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抄録
豪雨による崩壊土砂量を推定するため,“種々の原因が重複した所で崩壊が発生する”という考え方に基づいて,モデル実験を次のように試みた。すなわち, 1cm×1cmの単位要素100個からなる10cm×10cmの正方形を流域にみたてる。崩壊素因として,地質による確率p1,地形による確率p2,誘因として時間雨量による確率p3をきめ,乱数表を用いこれらの確率に従って,各単位要素内ヘランダムに点を落とす。 p3は継続時間だけ操作を繰り返す。単位要素内にNc個以上の点が落ちた所で崩壊が発生したこととし, Nc以上の個数は崩壊規模を大きくするものと仮定した。 p1, p2, p3, Ncに数値を与えシミュレートした結果,崩壌率が継続雨量の2次関数で近似できること,崩壊土量の確率密度分布が,片対数グラフ上で直線となることを確認した。また,モデルに適当な処理を行ない,電子計算機を利用すれば,現実の流域にもあてはめうることが推測できた。
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