慶應義塾大学医学部精神神経科
2020 年 32 巻 1 号 p. 43-49
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近年のソーシャルロボット研究開発の進歩は著しいものがあり,精神医療の分野においても自閉スペクトラム症や認知症のケア・治療への適用が現実化しつつある。これに伴い,ロボットが人間の役割を代替することは是か非か,利用者のプライバシーは適切に保護されるのか,などの倫理的問題が発生している。これらは究極的には,人間とロボットを峻別するものは何かという問いに収束し,法律,文化,そして人々の意識の新たな変革が迫られている。
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