慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室
2023 年 35 巻 3 号 p. 244-251
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認知症外来において,精神科医は典型的な経過の認知症のみならず,非典型例も多く経験する。その背景に多種多様な神経変性疾患が存在する可能性を考慮しながら診療にあたる必要があり,神経内科との連携は必須である。反対に,神経内科疾患もその背景に種々の精神症状や精神疾患が関与することがある。精神科の視点からそのマネジメントに関わることや,特に近年においては発達障害の関与について神経内科医に示唆を与えることは精神科医の責務といえよう。双方の視点を効率的に融合することで,よりよいマネジメントが可能となる。
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