日本消化器外科学会雑誌
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消化器外科とseptic shock
早坂 滉
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1986 年 19 巻 3 号 p. 589-596

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抄録
Septic shockはわれわれがしばしば経験し, その治療に難渋するものであるが, その本態を極めんとし病態生理について検索した.ここではわれわれの実験を中心としてその結果について述べた.
種々の検討結果からはその反応はエンドトキシンの直接作用であるとの結論は得られず, 二次的な作用とみなされたが最近の研究では直接作用があるのかごとき結果も得ている.また外因性エンドトキシンの他内因性エンドトキシンの重要性, リンパ液の介在などについても述べた.
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