頭頸部腫瘍
Online ISSN : 1883-9878
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cDNAマイクロアレイを用いた鼻副鼻腔癌及び前癌病変における遺伝子発現の検討
畠山 博充古田 康本間 明宏折舘 伸彦鈴木 清護永橋 立望八木 克憲犬山 征夫福田 諭山崎 健一楠崎 幸作
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2002 年 28 巻 1 号 p. 269-274

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抄録
上顎癌症例の正常鼻粘膜組織, 異形成上皮, 癌組織における遺伝子発現変化について, 既知遺伝子約1000種類からなるcDNAマイクロアレイを用いて解析を行った。癌病変で亢進または抑制されていた遺伝子の多くは, 異形成上皮において既に同様の発現変化が生じていた。さらに癌化のステップにおいて特異的に発現が亢進している遺伝子を3つ (Humig, Diubiquitin, Stat-1) 同定した。
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© 日本頭頸部癌学会
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