日本舌側矯正歯科学会会誌
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日本におけるリンガルブラケット矯正法に関する実態調査 -JLOA会員に対するアンケート結果より-
上野 拓郎
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2009 年 2009 巻 20 号 p. 39-47

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抄録
日本舌側矯正歯科学会では日本におけるリンガルブラケット矯正法の現状を把握することを目的に、会員(350名)を対象にアンケート調査を行った.そのうち182名の会員から回答があった。さらにこの182名に対して追加アンケートを行った。
これより以下の結果を得た。
1、リンガルブラケット矯正法を受ける年間新患数が20名以下のクリニックが73%を占めた。
2、現在治療中の患者数は30名以下が60%であった。
3、フルリンガルとハーフリンガルの割合は、同程度であった。
4、日本舌側矯正歯科学会以外の、海外のリンガルブラケット矯正法の学会に属している会員は、27%であった。
5、リンガルブラケット矯正法経験年数は、15年未満が65%の過半数を占めた。
6、リンガルブラケット矯正法経験年数が長くなるにつれて、フルリンガルの比率が高くなった。
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© 2009 日本舌側矯正歯科学会
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