日本舌側矯正歯科学会会誌
Online ISSN : 1884-538X
Print ISSN : 1883-6216
ISSN-L : 1883-6216
当院におけるリンガルブラケット矯正法と歯科矯正用アンカースクリューの併用
長谷川 尚哉髙柳 譲司
著者情報
ジャーナル フリー

2024 年 2024 巻 34 号 p. 82-90

詳細
抄録
歯科矯正用アンカースクリューが矯正歯科治療時の絶対的固定源として広く用いられるようになり,従来の方法では困難であった歯の移動を患者のコンプライアンスに影響されず効率よく行えるようになった.特に,リンガルブラケット矯正法では,舌側に装置が位置することから,口蓋部に植立した歯科矯正用アンカースクリューより直接的に矯正力を付与することが可能であり治療成績の向上に大きく寄与している.今回,リンガルブラケット矯正法と歯科矯正用アンカースクリューを併用し,Angle Ⅱ級の改善と正中の改善を行い良好な結果を得た2例を報告する.
著者関連情報
© 2024 日本舌側矯正歯科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top