日本舌側矯正歯科学会会誌
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リンガルにおける新しいセルフライゲーションブラケットの試用とその臨床的考察
合田 理恵中川 学坪内 建行林 和男
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2008 年 2008 巻 19 号 p. 32-41

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抄録

近年、審美性の非常に高い舌側矯正治療へのニーズが益々高くなってきている。しかしまだ多くのドクターがワイヤーを結紮するのが難しい、あるいはその事によるワイヤーチェンジに時間がかかりすぎチェアータイムが長くなる為、日常の矯正臨床に積極的にその治療を取り入れられないのが現状であると思われる。
今回それらの問題を解消する為、ドイツ、アデンタ社“エボリューション”ブラケットを使用し、良好な結果が得られたので、そのレベリングの速さ、及び効果またリトラクション時のトルクの有効性なども検証し、症例結果なども含め、臨床的に考察したので報告する。

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